ふすまには、様々な種類があり、それぞれの特徴や、使用される場所が異なります。ここでは、主なふすまの種類である、本襖、戸襖、段襖について、それぞれの特徴と、選び方について解説します。まず、本襖についてです。本襖は、伝統的なふすまの形式で、木製の格子状の骨組みに、紙を貼ったものです。本襖は、和室の仕切りや、押し入れの戸などに使用され、重厚感があり、格式高い印象を与えます。本襖は、様々なデザインや、素材のものがあり、和室の雰囲気に合わせて、選ぶことができます。次に、戸襖についてです。戸襖は、襖のように、格子状の骨組みではなく、芯材に、ベニヤ板などの板を貼り付けたものです。戸襖は、和室と洋室の間の仕切りや、廊下と部屋の間の仕切りなどに使用され、襖に比べて、軽量で、開閉がしやすいという特徴があります。戸襖も、様々なデザインや、素材のものがあり、和室にも洋室にも合わせることができます。そして、段襖についてです。段襖は、ふすまの表面に、段差をつけたデザインのものです。段襖は、和室のアクセントとして使用されることが多く、立体感のあるデザインが特徴です。段襖は、本襖や、戸襖に比べて、価格が高い傾向がありますが、和室の雰囲気を、より個性的に演出することができます。ふすまを選ぶ際には、使用する場所や、部屋の雰囲気、予算などを考慮して、適切な種類を選ぶようにしましょう。また、ふすまのサイズや、厚みなども確認し、自分の家に合ったものを選ぶようにしましょう。