根切り工事の工程、測量から掘削、残土処理、整地まで詳細解説

根切り工事は、建物の基礎を築くための最初の重要なステップであり、測量から掘削、残土処理、整地まで、いくつかの工程を経て行われます。この記事では、根切り工事の具体的な工程を、詳細に解説します。まず、根切り工事の最初の工程は、測量です。測量では、設計図書に基づいて、建物の位置、基礎の位置、掘削範囲などを、正確に測定します。測量は、専門的な知識や技術が必要なため、測量業者に依頼することが一般的です。次に、根切り工事の準備段階として、仮設工事を行います。仮設工事では、工事に必要な、仮囲いや、足場、搬入路などを設置します。そして、いよいよ掘削作業に入ります。掘削作業では、測量で測定した範囲を、指定された深さまで掘削します。掘削には、人力で行う場合と、重機で行う場合があります。掘削した土砂は、土留め工事が必要な場合は、土留め材の設置に使用し、それ以外の場合は、運搬車で搬出します。土留め工事は、土砂が崩れないように、鋼板や、木材などを設置する作業です。土留め工事は、地盤が軟弱な場合や、掘削する深さが深い場合に、必要になります。そして、掘削した土砂を、処分場まで搬出する、残土処理を行います。残土処理は、専門の業者に依頼し、適切に処分してもらうようにしましょう。最後に、掘削した底面を、平らに整える整地を行います。整地は、レーキや、スコップなどを使用し、丁寧に整えます。整地が終わったら、必要に応じて、捨てコンクリートを打設します。捨てコンクリートは、基礎の墨出しを行うための基準となるコンクリートです。これらの工程は、根切り工事の基本的な流れであり、現場の状況によって、手順が異なる場合があります。