基礎コンクリートの養生が不十分だった場合、ひび割れが発生する可能性があります。ひび割れは、建物の耐久性を低下させるだけでなく、雨水が浸入し、内部の鉄筋を腐食させる原因にもなるため、適切な補修を行う必要があります。この記事では、基礎コンクリートのひび割れの原因と、補修方法について解説します。まず、ひび割れが発生する原因として、最も多いのが、乾燥収縮です。コンクリートは、打設後、乾燥する際に収縮するため、適切な養生を行わないと、ひび割れが発生しやすくなります。また、温度変化も、ひび割れの原因となります。コンクリートは、温度変化によって、膨張したり、収縮したりするため、急激な温度変化は、ひび割れを発生させやすくなります。さらに、施工不良も、ひび割れの原因となります。コンクリートの配合が不適切であったり、打設方法が不適切であったりすると、ひび割れが発生しやすくなります。ひび割れを補修する方法としては、ひび割れの幅や、深さによって、適切な方法を選ぶ必要があります。ひび割れの幅が0.3mm以下の場合は、表面的なひび割れであることが多いため、シーリング材などで補修することができます。ひび割れの幅が0.3mmを超える場合は、構造的なひび割れの可能性があるため、専門業者に依頼して、補修してもらう必要があります。専門業者は、ひび割れの原因を特定し、適切な補修方法を提案してくれます。ひび割れの補修は、放置すると、被害が拡大する可能性があるため、早めに対処することが大切です。